人は、昔から空に憧れてきました。
1903年にライト兄弟が有人動力飛行を成功させてから、100数年が経ちます。
その間、第二次世界大戦などがきっかけで航空工学はかなりの速度で進歩し、
現在では移動や物流にとって欠かせないインフラのひとつになっています。

しかし、人はそれでもまだ空に憧れ続けています。
それは、鳥のように自由に空間を駆け、高みから世界を眺めることへの、
いつまでも変わらない、飛ぶことへの好奇心と憧れではないでしょうか。
21世紀になっても、ドラえもんのタケコプターのような装置はいまだ出ていません。
どうやら、皆が自由に空を飛べるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
どうしても飛びたいならば、今は航空パイロットという選択肢を選ぶ他ありません。
しかし、テクノロジーは発達しました。
早くも、ドローン(自立式の無人航空機)とAR技術(拡張現実)の一般普及が進み、
誰でも(少々お財布に優しくないお金を払えば)それらの技術を使うことができます。

きっといまなら、自由に空も飛べるはず。Seisyu Laboの研究のひとつとして、
ドローンという最新技術を使って、空を飛ぶ疑似体験の楽しみ方を模索します。
この「空も飛べるはず -about drone-」では、ドローンを楽しむ試行錯誤の様子を
愛機のDJI社 Mavic Proと一緒に、画像や映像を使ってコラムとしてお伝えします。